施設・設備紹介
正門
門柱の「富山縣立富山高等學校」の文字は、本校出身の国語学者である山田孝雄氏揮毫のもので、本校の歴史と伝統を感じさせるものです。
前庭
行き届いた手入れがされ、県内随一の美しさを誇るとともに、本校の歴史を感じさせています。昭和46年(1971年)に当時の校舎が火災になった際に火の粉の影響で幹の中央部が空洞になりながらも樹皮だけで長年成長してきた「奇跡の赤松」があります。前庭の北側には桜並木があり、毎年入学式の頃には立山連邦を背景に満開となるので、地域の方々にも親しまれています。
正面玄関
昭和47年(1972年)に現校舎の本館が落成しました。正面玄関に足を踏み入れると、壁に掛かった年輪がつながったオブジェが目に飛び込んできます。これは「太郎丸の杜」の杉木立の年輪で、本校の伝統を表したものです。創校九十周年を象徴し、切り株9個で構成されましたが、百周年の折に1個加えて10個となりました。
西中庭
北辰会館側の芝生の丘がある中庭です。天気のよい日にはここで昼食をとったり、ダンス部や吹奏楽部、書道部などのイベントにも活用されるなど、生徒の憩いの場となっています。
セミナーハウス・北辰会館
平成9年(1997年)に落成しました。1Fの食堂は県内屈指の充実ぶりで、安くて美味しいメニューが生徒・職員ともに人気があります。2Fには40畳の部屋が2部屋とシャワー室等が完備されています。部活動等の合宿時にも利用されます。
ミルクホール
昔は音楽室で、牛乳の自動販売機があったことから、ミルクホールと呼ばれるようになりました。現在は吹奏楽部の活動に利用されています。
第一体育館
音響・照明施設が整ったステージがあり、2Fには集会室としても活用できる柔道場と卓球場があります。各種式典にも使われます。
第二体育館
昭和58年(1983年)に落成しました。1F部分はピロティで、2Fが体育館コートとなっています。
武道館
昭和47年(1972年)に完成しました。剣道場(体育や剣道部の活動の場)や集会の場として活用されています。
太郎丸の杜
明治18年(1915年)に富山市総曲輪(現在の商工会議所付近)に創校した本校ですが、当時の富山市中心部は水害や火災に悩まされていました。そこで県議会の議論を経て、理想の教育環境を求めて太郎丸に移ったのが明治33年(1930年)のことです。その際、グラウンドの周辺に生徒と教員が4千本もの植樹を行いました。樹齢百年を超える樹木が校舎を包んで守っています。現在も杜の手入れが行われ、多くの小鳥が訪れる素晴らしい環境となっています。
遊歩道
グラウンドの周囲には、「太郎丸の杜」の緑の中を走ることのできる遊歩道が整備されています。遊歩道は1周600mでランニングや散歩に利用されています。その爽快さは多くの在学生・卒業生にも好評です。
理科館
昭和37年(1962年)に第1期工事を完了しました。理科の実験などで使用される3階建ての特別棟は、全国でも有数の建物です。1F:化学講義室・化学実験室、2F:生物講義室・生物実験室、3F:物理実験室・コンピューター室となっています。
百周年記念館
創校百周年を記念して、昭和60年(1985年)に落成しました。記念館ギャラリー、和室(1F)、学習室(2F)等があります。記念館ギャラリーでは、定期的に文化・芸術・科学などの企画展を行っており、生徒や地域の方々に親しまれています。和室は茶道部の活動にも利用されています。
学習室
百周年記念館2Fにあります。百席の専用机(キャレル)を備え、落ち着いた学習環境を提供しています。休日や長期休業中も開館し、大学入試用問題集なども揃えており、学力を高める自学自習の場となっています。【利用可能時間】平日は放課後~18:30 休日は8:00~17:00です。
図書館
昭和32年に創校70周年を記念して建設されました。当時日本海側最大の学校図書館でした。蔵書数は4万冊以上、メディアセンターとして生徒がWeb検索や資料作成ができるよう、パソコンや英語図書コーナーを配置しています。
史料館
昭和4年(1929年)に建造された、本校に現存する一番古い建物です。大正天皇がお座りになった椅子など歴史的な資料を保存しています。隣に小さな日本庭園もあります。
東門
市電の大町電停で下車したときの最寄りの入り口。朝は通学する生徒で賑やかになります。自家用車は入れませんのでご注意ください。