令和二年度 入学式
4月8日(水)に入学式が行われ、富山高校135回生を迎えました。心配された雨も降らず、好天に恵まれ、本校前庭に咲き誇る桜のように、新入生の顔は希望に溢れていました。これから、伝統ある富山高校の一員として共に励んでいきましょう。
学校長式辞
本校の校訓は「慎重敢為」すなわち「慎重 自ラ持シ 敢為 事ニ当ル」です。「物事には思慮検討を重ね、必要な時には思い切って行動し、困難に屈しないでやり通す」という意味です。混迷を極める時代にこそ、この生き方が必要になるのだろうと思います。また、創校の志「学びたきもの集う」は今も脈々と受け継がれており、今日から、次の三つのことを心がけてほしいと思っています。一つ目は「広く学び多くを知る」ことです。日々の授業に真剣に取り組むのはもちろん、好奇心を持って様々な書物に親しんだり、社会で多くの経験をなさっている諸先輩方の話を聞いてください。二つ目は「多くの友と語り、競い合い、認め合う」ことです。学校行事やホームルーム活動、部活動を通して、自分一人ではできないことを人と協力して成し遂げたり、競い合いながら、お互いを認め合う経験をしてください。三つ目は「健康でたくましい心身を養う」ことです。しっかり食べる、早寝早起きなど、規則正しい生活習慣を身につけ、健康でたくましい心身を作ってください。令和の時代を生きていく皆さんには、高く大きな「志」を立て、失敗を恐れず、果敢に挑戦していくことを期待します。そして、いつも社会や人のために将来自分は何ができるのか、何をするのかを意識しながら、自分で考え、判断し、行動する学校生活を送って欲しいと思います。
富山県立富山高等学校 校長 中﨑 健志