令和元年度 第2回親の学び講座・むつみ会委員会
令和元年度 第2回むつみ会委員会記録
期日:11月30日(土)
会場:視聴覚室
1 挨拶(校長、むつみ会会長)
2 第2回「親の学び講座」(14:00~)
演題:「富山の気象と防災」
講師:木地 智美 氏
(富山テレビ気象キャスター、111回卒業)
講演要旨
近年西日本豪雨や台風19号などの気候変動による気象災害が問題となってきている。富山県の気候の特性を知った上で、防災の観点から私たちにどのようなことができるのか。
富山県の気候の特性として、春は局地風が強く交通障害や雪崩、火災などの危険性が挙げられる。また、地球温暖化によって夏は猛暑となり、秋が深まる前に冬となってしまうことから、白く濁ったコメや色づきの良くないリンゴなど農作物にも影響を及ぼす。さらに冬にも、地球温暖化の影響により平地の大雪などの異常気象が見られるようになった。富山県は全国各地に比べ気象災害も少ないことや、立山が守ってくれるという話をよく耳にする。しかし、それは今まで運良く災害が起こらなかったのであり、今後いつどのような気象災害が起こってもおかしくないため、日頃から防災意識を高く持つ必要がある。
私たちが防災についてできる取り組みとして、①自分から情報を得ること。(気象庁のHPや国土交通省のHPにあるハザードマップを確認するなど)②地域や家庭との連携を持つこと。③地域の気候の特性を知ること。④未来の地球環境を考え、地球温暖化の防止を身近なことから取り組むことなどが挙げられる。日頃気象予報士として視聴者の方に寄り添うことを第一に考え、人々の生活に役立つ天気予報を心がけているが、気象災害が頻発しているこの時代は、私たち一人一人が気象予報士のつもりで、自分の命を自分で守ることが大切である。
保護者感想
・豊富なデータに基づく資料や、丁寧な説明が分かりやすかった。富山高校のOGであり、キャスターとしてご活躍されている木地さんのお話を子供にも是非聞かせてやりたかった。(多数)
・いつもテレビで拝見している木地さんから直接素晴らしいご講演が聴けて良かったです。話し方や声がとても綺麗で素敵でした。
・雷の話や日本海寒気団収束帯(JPCZ)など初めて知り、興味深い話でした。
・家庭でも環境について話し合いたいと思います。
・自分は2100年までは生きていないと思うが、地球温暖化を改善させないと子供たちにとって生活できる気候でなくなってしまうことにびっくりした。化石燃料に頼った生活があると改めて感じた。
・インターネットを利用した天気予報が非常に頼りになっていることを教えていただいたので使ってみようと思った。
・先生の高校時代のお話が大変参考になりました。「勉強は特技!勉強は楽しい!」子供にも伝えておきます。
3 謝辞
4 全体会(15:40~)
・部活動活躍状況及び行事報告
・本校の進学状況