H30アメリカ研修 4日目
午前中はインターナショナルクラスでレッスンを受けました。「だいぶ耳が慣れ聞き取れるようになった」、「楽しめた」との感想が多くなりました。生徒自身が自分たちの変化に驚いているようで、諦めなければ、変わっていけるということを身を持って感じたようです。
今日のアフタヌーンアクティビティは、まず現地起業家の松川原さんのレクチャーを受けました。
松川原さんはボストンで医療やIT分野のマーケティング会社を経営しています。日本で生まれ、大学卒業後の就職まで日本で暮らし、その後単身渡米されて現在のような活躍をされている松川原さんですが、ここに到るまでは数々の失敗を重ねてこられたそうです。そういった経験をお持ちだからこそ伝えられる、変化が目まぐるしいこのグローバル社会を生き抜く力や、今世界が人材に求める力についてお話しいただきました。
松川原さんのレクチャー
次に、地下鉄で移動しダナファーバー癌研究所を訪問しました。ここは世界最先端の癌研究施設であり、病院でもあります。ノーベル賞受賞者の講演などもごく日常的に開催されるということからも、ダナファーバーが癌研究において世界の中心的存在であることがわかります。ここではまず日本人医師の下沢先生から、ご自身の経歴と研究内容(放射線腫瘍学)、そしてこれからのビジョンについて聞きました。下沢先生は日本の大学病院で小児科医として働かれていましたが、チャンスがあり昨年9月からここダナファーバーで2年間の研究を行っているそうです。医師として働くということにも、色々なキャリアの描き方があるということを生徒達は実感しました。
ダナファーバー癌研究所へ向かう生徒
ダナファーバーの紹介に聞き入る生徒
後半はダナファーバーで18年働いている野口さんからダナファーバーの成り立ちについてご紹介いただきました。患者がいかに心地よく過ごせるかを大切に作られた病院としてのダナファーバーは、いわゆる日本の病院とはだいぶ雰囲気が異なります。「では、日本の病院を、もっと患者さんが気持ちよく過ごせる施設にするためには?」というトピックで生徒はディスカッションを行いました。生徒から発信されるアイディアに野口さんが感嘆し、メモを取られる一幕もあったそうです。約2時間の充実した訪問となりました。
ディスカッションの様子
ダナファーバーでの集合写真
ダナファーバーの後は一部の生徒がレッドソックスの試合観戦に出かけ、その他の生徒は寮に戻りイブニングアクティビティに参加しました。